これ、特に小学生を見ていて強く感じます。
「やるべきことを、やらない」
宿題や、何かルールを守るとか、
そういう「べき」みたいなことってたくさんありますよね。
ただ、見た目は一見
「サボってる」
「ただめんどくさがっているだけ」
と映っていても、実は子どもの中では
「ほんとは違うの。やりたいけど、できないの。
あとは、できるけど、ものすごくしんどいの。」
こんなことが起きているのかもしれません。
僕たち大人が持つべき視点は、
「もし、子どもがそういう状況だとしたら、
それでも同じ言葉をかけ続けるのか」
ということ。
こればっかりは、仮説でしかありません。
そもそも、子どもたちは、自分の気持ちや考えに気づいていない場合も多いですし、
仮に気づいてたとしても、それを言葉で表現することができなかったりもします。
つまり、一番辛い思いをしているのは子どもなんじゃないか。
そこからスタートするからこそ、もっと寄り添えるんじゃないかと。
宿題がめんどくさいからやらないんじゃない。
やろうと思ってノートを開くけど、何一つわからない。
授業の内容を思い出したくても思い出せない。
それを目の当たりにするたび、
「自分って変なんじゃないか。
頭がおかしいんじゃないか。
だからあんなにも、お母さんを怒らせてしまうんじゃないか。
本当は応援してもらいたいし、力になろうとしてくれてるのはわかるけど、
だからこそ、それに応えられない自分が情けない、嫌い。
そんな気持ちになるくらいなら、そもそも宿題なんて見なければいい。
そしたら、こんなにも自分をいじめなくても済むから。
うん、そうしよう。
一番大切な、自分自身を守るために。」
教育って、なんなんでしょうね。