すこーし長いお話。
僕には唯一、1人だけ、アメリカ人の友人がいます。
彼とは9年前、まだ僕が豊田市に住んでいた時に出会いました。
当時僕は、新卒で入社した会社の配属で豊田市に引越し、
まだ街のこともあまり知らない時期でした。
豊田市には、市内で有名な「猿投山」という629mの高さの山があり、
ハイキングで人気の山があります。
ふと休日に「ハイキングしたいなぁ。」と思い、
一人で猿投山に出かけました。
当時はまだ身体も若く(笑)、
ひょいひょい小走りで登ることができました。笑
半分を過ぎたあたりで、とある男性の外国人を見かけ、
なんだか道に迷った?かなような素振りをしていましたが、
まぁ大丈夫だろうと思い、その横を通り過ぎて、僕は彼の先を歩いていきました。
その後、てくてくと歩いていたのですが、
先ほど追い抜かした彼が、妙に距離感をキープしながらついてくるのを背中に感じました。
まぁいいか、と思いながら、まだそのまましばらく歩いていると、
その彼はまだ、一定の距離感で僕の後ろを歩き続けていました。笑
「これ、絶対付いてきてるし、絶対、道が不安なんだろうな。」と思い、
僕は立ち止まって彼に声をかけました。
「どこから来たの?」
そう聞くと、
「I'm from America.」
とよく聞くフレーズが返ってきました。笑
そこからよくよく話を聞いてみると、
・トヨタ関連の仕事で日本に出張で来ていたこと
・30代で、当時子どもが4人いたこと
・ハイキングに来たけど、途中で山頂がどこかわからなくなったこと
なーんてことを話してくれ、そこから山頂まで一緒に歩いていきました♪
山頂の景色は見晴らしがよく、
僕もそこでしばらく休憩を取ってから、またのんびり降りていこうと思っていました。
さぁそろそろ下るか、なんて思いふと顔を上げると、
先ほどの彼もずっと休憩していたみたいで、
「一緒に降りる?」と聞くと、
「Thanks」
と明るく応えてくれて、そこから一緒に下ることにしました♪
下る間、アメリカのこと、仕事のこと、自分のことなどいろーんな話をして、
「てか、ここからどうやってホテルまで帰るの?」
と聞くと、バスで帰る予定だったみたいで。
僕は車で来ていたので、「ホテルまで乗せてこっか?」と聞くと、
マジかよ!!!🤩
みたいな顔でリアクションされたことを今でも覚えています。
ただ、当時フィットに乗っていて、彼を助手席に乗せたんですが、
まぁ縦にも横にもデカい彼には、日本車はかなり小さかったみたいで、
足を折り畳んでなんとか乗れるくらいギリギリでした。笑
そこから市内のホテルまで送り、そこで彼とはFacebookで連絡先を交換して別れました。
その後、日本を立つときなどに連絡をくれたのですが、
彼が帰国後、彼と、彼の子どもたちから手紙が届きました。
今でも大切に取っています☆
そして、つい昨日の9/3が僕の誕生日だったのですが、
末っ子くんからインスタを通じておめでとうメッセージがきました♪
彼から連絡が来たのは初めてだったので嬉しかったですね✨
そして、数少ないこういったつながりをより大切にしたいと思う中で、
「ウチの3歳坊主くんがもう少し大きくなったら、
家族でアメリカに行きたいな」
と感じるようになりました☆
その頃には、あちらの子どもたちはみな社会人です!
手紙をくれたときは、まだ小学生くらいだったのに。笑
いつ、何がどうなるかもわからないですもんね。
今やりたいことやできることは、やっておく!
そんなことを思った1日でした✨