先週、生徒たちと一緒に休憩の時間を使って、
教室の床磨きや塾前の草抜きを行ないました。
この取り組みは、生徒たちに「掃除の大切さ」を伝えたかったからではありません。
そもそも、現代の子どもたちは「怖れ」の気持ちから行動している子がとても多いように感じています。
・これしないと嫌われる
・成績下がったら叱られる
・こんなのやってもどうせまたできない
こういった感情が心の中にあり、そんな怖れから「勉強する」「真面目にやる」「サボる」なんて行動になるんだと思っています。
だから、「今している行動」だけに目を向けていると、
どうしても子ども達の「残念な部分」にしか気づけなくて。
でも、仮に勉強が苦手でも、鈍臭くても、不器用でも、
「キミならきっと大丈夫」
と無条件に信じてくれる大人が近くにいたら、
子どもたちってきっともっと、輝くことができると思うんです。
ちょっとくらい勉強できなくたって、
ちょっとくらい不器用で人間関係うまくいかなくたって、
あんなに無邪気に、別に見返りがあるわけでもない掃除を一生懸命に、
それもみんなで楽しそうに取り組めるあの子達なら
この先ちょっとくらい失敗したって絶対大丈夫です。
目の前の物事を純粋に楽しめる心を持ってさえいれば、
たとえ困難にっであったとしても、きっとそれを乗り越えていける。
だって、世の中に頭のいい人はたっくさんいるけど、
塾に通っていて、塾の仲間と掃除したり、植物育てたり、一人ひとりに役割があって、
みんなで塾を作り上げている、その一員として居場所を感じられる塾なんてありません。
それだけで、子どもたちは「他と違う」価値ある存在であれると思うんです。
もちろん、勉強は大事です。
でも大事なのは、そこで得た知識や経験の「使い道」です。
成績を上げることは目的ではありません。
・もっと海外の人と話したいから英語を勉強する
・お父さんみたいな仕事のプロになりたいから理科を勉強する
・自分みたいな数学が苦手な人の力にもっとなりたい!から勉強する
・お金をたくさん稼いで、これまで支えてくれた人たちに恩返ししたいから勉強する
あくまで勉強は、手段なんだと思います。
その勉強を通じて、何を実現していきたいのか。
今の子どもたちを見ていると、そういった「夢」「憧れ」が全くないように感じます。
そんなきっかけを提供する場所が「まなびカレッジ」でありたいですし、
「勉強を頑張りたい!」という子を応援するのが「まなびカレッジ」ですし、
学校にも友達にも親にもしない話を相談できる場所が「まなびカレッジ」でありたい。
「根拠のない自信」を一人でも多くの子に育むためにも、
まなびカレッジは「遊び心」をいつまでも大切にしていきます。
ぜひ、今後ともよろしくお願いします♪