誰しも「役割」が変わると、普段の自分とは違う感覚になると思うんです。
言わなくてもいいことを言ってしまったり、
つい、過度に心配してしまったり。
「自分の子ども」となると、いろいろと手をかけたくなる時があると思うんです。
まさしく、それが「愛情」だと思うんですが、
親が我が子と築くべき関係性は「信頼関係」です。
信頼関係とは、
困ったとき、苦しいときに
「素直に親に相談したいと思える関係性」
といえます。
塾においても、子どもたちとの関わりにはいつも、非常に気を遣っています。
・何を伝えるべきか
・いつ、伝えるべきか
・そもそも、伝えずに見守るべきか
・誰が、伝えるべきか
「べき」ばっかりですね^^;
ただ、最近感じることは、
できるだけ子どもの勉強に、「大人が介入しない」ということ。
もちろんここは学習塾ですので、生徒の成績を上げるためにお預かりしています。
ただ、この先、高校でも専門学校でも大学でも就職先でも、
子どもたちはいずれ「自分で学ぶ時」がきます。
誰かに言われたことをこなすのではなく、そこに「主体性」を持って取り組まなければならない時がやってきます。
それが、その時では遅いと思うんです。
今、勉強という、最も効果的にその能力を養うチャンスが目の前に転がっています。
そのチャンスを最大限活かすためには、
どれだけ大人が介入せずに、見守ることができるかどうか。
子どもの課題は、子ども自身が考え、自分で決める。
大人は、近くで、いつでも助けられる準備をしながら見守ることが役割なんだと、
最近はそう感じています。
大人の「優しさ」が、子どもの頑張る力を奪っているとしたら。
追いかけるべきは、「正しい子育て」よりも「ありたい子育て」
この本を読んで、そんなことを感じました^^