本日、中3は愛知全県模試を実施。
多くの生徒が初めての受験でしたが、
今年の中3はコミュニケーションが活発で、友達との時間を上手に過ごしながら試験に臨めていました♪
そして全科目のテスト後、自己採点を実施しその出来を確認。
のびしろがたくさん見つかり、今後取り組むべきこともたくさん見えてきましたが、
その中で感じたことを1つだけシェアです。
新年度から、試験で実施されるのが「マークシート方式」となりました。
シンプルに、解答欄を塗りつぶす方式なのですがその中で、
3分の1〜半数の生徒が
・名前や塾名の文字がそもそもうすい
・塗りつぶしの色がうすい
・楕円の塗りつぶし欄からはみ出して塗っている
・楕円の塗りつぶしが甘く、塗りきれていない部分がある
こういったことを非常に強く感じました。
もちろん、普段から慣れていないということは理解できます。
ただ、1科目ごとに声掛けをしっかり行なっているにもかかわらず、
5科目めについても甘い塗りつぶしの状態が見受けられました。
「こういうことが起こる要因ってなんだろうか?」と考えていたのですが、
思いついた説が3つほど。
①正確に塗ろうと思っているんだが、指先(ペン先)の感覚が鈍くズレてしまう
②生徒自身では「綺麗に塗れている」が、講師から見ると「雑に見える」という、
『当たり前の基準の差』がある
③そもそも字や塗りつぶしがうすい生徒は、勉強以前に改善すべき意識や心の状態がある。(これまで、文字がうすくて好成績な生徒を一人も見たことがありません。)
この辺りを強く感じ、その生徒には早急にフィードバックしていく必要があると感じました。
「塗りつぶしの程度なんて、機械が読み取れればいいのでは?」
というご意見もあるかと思いますが、それは半分合っていて半分間違っていると思っています。
その理由は、
「ただ塗りつぶす」という作業において、
「例を参考に再現できない、もしくは意識ができない」のに、
もっと複雑な公式や問題や、論理的な思考の部分を意識し、実行していくことは不可能だからです。
「目に見えること」ができないと、
「目に見えないこと」はさらに難しく扱いづらく、決してできるようになることはありません。
だからこそ、今年の中3に必要なことは、
・何を「当たり前の基準」とするのか
・今まで「なんとなくやっていたこと」をどれだけ「意識的に取り組めるか」
・言われた通り、習った通りに再現する
ということ。
つまり、勉強の理解の部分というよりは、その「意識の部分」が大きな課題。
という言い方をしまうと、なんだかネガティブなものになってしまいますが、
それだけ危機感を覚えているのが正直なところです。
とはいえ、ちょうど明後日より講習もスタートします。
この最大のチャンスを活かしながら、なんとしてでも1学期テストの結果に繋げます。
引き続き、どうぞよろしくお願いします!