スマホは私たちの敵か、それとも味方か?

 

 

 

 

「家に帰ったらスマホばっかり。」

 

 

 

「ベッドに入ってもスマホばっかりで、睡眠不足になってるのにやめないから困ってる。」

 

 

 

そんなお悩みを抱えるご家庭は、日本全国にたっっっっくさんいらっしゃると思います。

 

 

 

 

今回は、こちらの「ニュートン 1月号」より、

 

 

スマホに関する情報をまとめてお伝えさせていただきます♪

 

 

 

 

 

 

この10年で爆発的に進化を遂げてきたスマホは非常に便利な反面、

 

 

やめたくてもやめられない「スマホ依存症」を生み出すなど、その悪影響も指摘されていますよね。

 

 

 

 

今回は「スマホと脳」の関係について、大きく5つのテーマでお伝えします!

 

 

 

SNSは脳の報酬系を刺激する

 

 

いきなり「報酬系」という聞き慣れない言葉が登場しましたね^^;

 

 

これ、要は「SNSを使用していると、脳はゲームをしている時と同じ状態になる」ということです。

 

 

ゲームも、ついつい長く続けてしまいますし、「もっとやりたい!」と思わされる仕掛けに満ちていますよね。

 

 

それと同じように、スマホSNSをしているときも「ゲーム依存」と同じような状態になりやすく、

 

 

自分の投稿に「いいね」が押されたかどうかが気になり、何度もスマホを確認したり。

 

 

それが結果的に「スマホ依存」へとつながっていくケースが指摘されています。

 

 

 

②「スマホ依存」の基準は【 生活に悪影響が出ている 】かどうか

 

 

最近では、スマホ依存症(病名ではなく一般名称)かもしれない本人や親族が心配になり、

 

 

医療機関を受診する人も増えているそうです。

 

 

スマホ依存症かどうかを見きわめる重要なポイントの1つは

 

 

「生活に悪影響を与えているかどうか」です。

 

 

 

たとえば、

 

 

・夜中までスマホを使っているせいで睡眠時間が減っている

 

スマホを使っていないと不安で仕事や勉強に集中できない

 

といった状態です。

 

 

勉強や仕事、睡眠、運動、他者との交流など、ほかにすべきことがスマホの使用によって妨げられているにもかかわらず、スマホの使用をやめられない。

 

 

こういう人は依存傾向が高いといえます。

 

 

 

スマホ読書は読解力を低下させる。解決の鍵は「深い呼吸」

 

 

昭和大学は2022年、34人の健康な大学生を対象にスマホか紙かで小説を読んでもらい、

 

 

読了後の「小説に関する質問への正答率」で読解力に差が見られるかどうかを調べました。

 

 

すると結果は「スマホ読書は紙で読むよりも読解力が低くなる」というものでした。

 

 

 

その要因の1つとして、「呼吸の状態」が関係していると考えられています。

 

 

 

過去の研修で、「深い呼吸」には集中力を高めるなど、脳の認知機能にポジティブな効果をもたらすことが知られています。

 

 

スマホ読書ではその「深い呼吸」が抑制され、呼吸が浅くなり、

 

 

読解力の低下の原因になっていると考えられています。

 

 

 

これはもしかすると、子どもたちよりも「大人」が気をつけるべきことかもしれませんね。

 

 

 

 

スマホは「ポケットの中にあるだけ」で集中力を低下させる。

 

 

 

これは以前、在籍生の保護者様向けに発信した内容とも共通し、

 

 

まなびカレッジでは、これがきっかけで「スマホの定位置管理」をルール化しています。

 

 

アメリカ、テキサス大学の研究によると、

 

 

スマホが視界にあるだけで課題の成績が低下したこと

 

・さらに、ポケットやバッグに入れ、視界に入らないようにした場合でも、

 

別の部屋にスマホを置いた人に比べて課題の成績が低下したこと

 

 

さらに興味深いことは、このような「スマホによる注意力妨害効果」は、

 

 

「普段からスマホをあまり使わない人」ほど注意力が散漫になった、ということです。

 

 

これは、スマホのヘビーユーザーの方が、普段からスマホに注意が向かうのを抑制することに慣れていたりするためです。

 

 

スマホをあまり使わない人は、こういったことに慣れていないため、

 

 

ふとしたことでもスマホの存在が注意力の散漫につながるケースがある、ということが考えられます。

 

 

 

 

⑤3年間の追跡調査の結果、スマホが子どもの脳の発達を遅らせることが明らかに

 

 

インターネットの長時間使用は、脳の発達事態に悪影響を与えるという衝撃的な研究結果がもたらされました。

 

 

東北大学の研究では、インターネットを頻繁に使う子どもは、そうでない子どもと比べて、

 

 

言語知能が相対的に低下することが突き止められました。

 

 

低下が見受けられたのは、脳の中でも、

 

 

・注意や意思決定に関わる部分

 

・情報処理に関わる部分

 

・言語処理に関わる部分

 

・社会認知機能に関わる部分

 

 

こういった部分で見受けられたそうです。

 

 

 

ここで大切なことは、

 

 

「使わないようにする」のではなく、子どもの発達や健康への影響を考えた上で、

 

 

「どのように使うべきか」を考えていくことです。

 

 

 

 

- 誰でもすぐに実践できる、スマホの使用時間を制限する方法 -

 

 

「とはいえ、実際何をしたらいいの??」という方もいらっしゃると思いますので、

 

本書では9つの方法を伝えていましたが、今回はその中の2つをご紹介します。

 

 

 

スマホを目につかないところに置く。(ベッドに入る前のスマホ使用をやめる)

 

 

「寝るときは、スマホはリビングに。」

 

 

そんなルール決めをされているご家庭もいらっやるかと思いますが、

 

 

物理的に距離を取る環境を作ることが効果的です。

 

 

 

iPhoneの方は、「スクリーンタイム」を設定してみる

 

 

強制的に、アプリを使用できない状態にできれば、スマホの使い方で気を揉む時間もグッと減ります。

 

 

ぜひiPhoneをお使いの方は「スクリーンタイム機能」をご活用ください♪

 

 

アプリごとに、その使用時間を設定しパスワードの設定も可能です。

 

 

詳細は以下動画を参考にしてみてください!

 

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか^^

 

 

 

現代を生きる子どもたちにとって、スマホタブレットはある種「生活必需品」とも言える存在かもしれません。

 

 

 

そんなスマホと、「どう付き合っていくか」を一緒に考えながら、

 

 

学習のサポートに繋げていければ幸いです^^

 

 

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました!